また、LSBによる標準化は、各ディストリビューションの版数アップ時の互換性維持にも役立ちます。Linuxカーネルは、常に活発な機能追加が行われていますが、それにもかかわらず、LSB3.0対応のディストリビューション以降、アプリケーションインターフェースの後方互換性が維持されています。これは、アプリケーション開発者にとっても、また、Linuxユーザーにとっても、いったん開発した、ないしは、導入したアプリケーションが、ディストリビューションの版数アップ時にも、一定のテストを経て継続利用できることを意味します。
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この機能は、複数のゲストOSのうち内容が同じメモリを(半ば無理やり)共有使用してメモリを節約するという、OSの根幹動作を変えてしまう無茶なドライバです。
従来のカーネルでは、fork時には親子でページの共有がされますし(COW)、同じファイルを複数のプロセスがmmapしたときも共有されています。しかし、まったく関係ないプロセスがまったく関係ないファイルを開いていた場合は共有されていませんでした(まあ、当たり前ですね)。
ところが、多数のゲストOSを起動した場合、OSイメージは全部違うファイルを使うにもかかわらず、実際に起動するOSは全部同じバージョンということがよくあります。そんな場合は実は、よくよく調べると同じ内容のページがいっぱいある、というわけです。
KSM (Kernel Shared Memory) for KVM
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従来ordered modeは、クラッシュ時にinodeが不正なブロックを参照していることがないことが保証されているため、セキュリティ上好ましいとされていました。writebackでは、消したデータがなぜか復活してしまい、第三者に閲覧可能になってしまう事態が起こり得るからです。
しかし、ハードウェアの値段が下がった結果、世の中のLinuxシステムの99%はマルチユーザーでは運用されていません。自分のデータが自分から見えるだけならば、セキュリティリスクではない、というわけです。
この提案にはさすがに賛否両論巻き起こりましたが、「マルチユーザーを想定する必要があるエンタープライズ系ディストリは、自分でデフォルト設定を変えたらいいだろう」ということになり、コミュニティカーネルとしてはext3のデフォルトはwritebackに変更されました(注3)。
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